2007年1月8日月曜日

蕎麦


新年明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始の出来事をひとつ。
昨年の大混乱状態から、着陸体制の整わないままに突入した今年の年末年始。
我が家の恒例は夫婦互いの実家に挨拶に行くことなのです。
31日から2日までは、ほぼ飲み続ける。何があろうと飲むのです。

毎年妻の実家では、朝から夜までのみ続ける風習があるのですが、
今年も酔った義父がふと「明日そばを作ろうじゃないか!」と言い出したのです。
私にとってそば作りは人生二回目。そばも大好きですので断る理由もなく、
しかし一抹の不安を抱きながら二つ返事をしました。(・・・義父の記憶を多少疑いながら)

田舎の朝は早い。
私が起きるとすでにそば粉が用意され、つなぎを着た義父が「そば、やるか!」と
タバコをくわえながら満面の笑みで立っているのです。
「覚えてた・・・。」
急いで用意を整えそば作り開始。今回は7・3そばにするのだそうです。
まずはつなぎを入れ、とにかくよく混ぜる。(これが大事だそうです!)
次に水を多少加え、「だま」にしていきます。
この作業がまたいい加減で、「こんなもんか?まだ足りんか?どうだ?・・・だっぺな~」
私の目には何の基準で水を加えているのかさっぱり分かりません・・・
ただただ「そうっすね~!いいんじゃないでしょうか?いや~微妙っすね~」
などといい加減な答えをしながら
次の作業はコネ作業。最初はビニール袋に入れ踏むっ!とにかく踏む!
ビニールが破けるまで繰り返しふんだら・・・(あぁ~靴下とそばがっ触れ合う!!!)
「お父さん、靴下が・・・」
「ん~大丈夫だ。・・・ゆでるから・・・」
「(熱湯消毒かぁ~・・・)じゃ、いいですかね!」

次はたらいに入れて練ります。とにかく練るっ!!ねる!ネル!心をこめて練るっっっ!!!
わたくし、多少陶芸もしていましたので「菊練り」などという技も使ったのですが、
義父から一言「練れていない!!!心と体重をかけていけっ!」
(このくらいからそばの香りがフワッっと漂い始めてきます)
正味1時間・・・2つの大きなそばの塊が灰色の輝きを放ちました。
ここまでくれば、壮大なそば作りのドラマもついにクライマックスを迎えます。
そばを伸ばし、切り、ゆで食べました。
当然家中にいた全ての人を集め、娘たちも「おいし~!」と・・・

ただ、私だけは知っている・・・「そのそばには、そば以外の成分も入っているんだよ・・・」

終えてみて・・・江戸の時代の居酒屋は蕎麦屋であった、というくらいお酒にあうものらしいですね。以外に簡単に作れますので皆様もぜひ作ってみてはいかがですか!!

村田

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